映画「おくり人」が大ヒットしたあと、葬儀社の転職を希望する人が急に増えたという話を聞いたことがあります。映画を見て、死者を葬る仕事に遣り甲斐を見出した人が大勢いたということなのだろうと思います。しかし、いまはそれとは別に、葬儀社の転職が注目されているのです。なぜ、葬儀社の転職が注目されているかと言いますと、葬儀業界全体が成長産業のひとつとして注目されているからです。
この理由は、日本の急激な高齢化社会を考えればわかると思います。高齢者の人数が増えれば、当然のことながら葬儀の数も増え、結果として葬祭業の仕事が成長していくわけです。現在、古くからある葬儀社以外にも、異業種や外資などからの新規参入も続々と増えていて、そういう新規参入の葬儀社の転職にも注目は高まっているようです。
葬祭市場は2兆5千億円市場と言われています。約半分は葬儀そのものに関わる売り上げですが、その他にも、供花、生花祭壇が約3000億円、飲食・返礼品が4300億円、墓石・霊園販売3000億円、仏壇・仏具販売1800億円、霊柩車搬送500億円、慰霊写真300億円など、多岐に渡っています。
このように、遣り甲斐があり、かつこれからますます成長が期待される葬儀社の転職は、不景気が長引く時代にあって、安定した職場であると言えそうです。